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2024年4月から本格施行「本足場の義務化」

出典:厚生労働省ウェブサイト

https://jsite.mhlw.go.jp/akita-roudoukyoku/content/contents/001611331.pdf

― 図面を作成する私たちが、現場で最初の安全をつくる ―

2024年(令和6年)4月1日より、労働安全衛生規則の改正が本格的に施行されました。

今回の改正で特に注目されているのが、足場からの墜落防止措置の強化、その中でも

「幅1m以上の場所では原則として本足場を使用する」 というルールです。

これまで建設現場では、敷地条件や周辺環境の制約から、一側足場が多く採用されてきました。

しかし今回の法改正では、

「設置できるスペースがあるのであれば、より安全性の高い足場を選択するべき」

という考え方が、明確なルールとして示されています。

本コラムでは、この法改正の内容を分かりやすく解説するとともに、

足場図面を作成する私たちだからこそ担える“最初の安全管理”の役割 についてお伝えします。

■ 一側足場と本足場の違い

一側足場 (ひとかわあしば)は、建地(縦の支柱)が片側のみの足場です。

狭い場所でも設置しやすい反面、構造的な安定性に限界があり、

揺れやたわみが発生しやすい特徴があります。

一方、本足場 は建地を両側に設置する構造で、

作業床の安定性が高く、作業スペースも確保しやすいため、墜落リスクを大きく低減できます。

今回の法改正は、

「これまで慣習的に選ばれてきた足場」ではなく

「最も安全性の高い足場を標準にする」 という考え方への転換といえます。

■ 幅1m以上の場所では「原則、本足場」

新しいルールでは、

建物外壁から足場までの水平距離が1m以上ある場合、

原則として本足場を使用することが求められます。

1mという基準は、

「本足場を設置できる十分なスペースがある」と判断される目安です。

つまり今後は、

「スペースがあるのに一側足場を選ぶ理由はない」

という考え方が、現場の基本になります。

出典:厚生労働省ウェブサイト

https://jsite.mhlw.go.jp/akita-roudoukyoku/content/contents/001611331.pdf

■ 一側足場が認められる例外と注意点

すべての現場で本足場が設置できるわけではありません。

撤去できない障害物がある場合や、建物形状が複雑な場合、屋根上など床面に大きな傾斜がある場合には、やむを得ず一側足場を採用するケースもあります。

ただし重要なのは、

「例外だから簡易でよい」という考え方は通用しない という点です。

一側足場を使用する場合でも、

構造強度の確保や支持方法の工夫など、

これまで以上に安全性を意識した計画が求められます。

出典:厚生労働省ウェブサイト

https://jsite.mhlw.go.jp/akita-roudoukyoku/content/contents/001611331.pdf

■ 足場点検者の指名と記録の義務化

今回の改正では、足場の組立・解体・変更後の点検についても強化されています。

点検者事前に指名し、その氏名を記録・保存すること が義務化されました。

誰が点検したのかを明確にすることで、

点検の質と責任を高めることが目的です。

出典:厚生労働省ウェブサイト

https://jsite.mhlw.go.jp/akita-roudoukyoku/content/contents/001611331.pdf

■ 図面を作成する私たちが「最初の安全管理者」である理由

足場図面を作成する際には、

平面図・立面図の両方を用いて、仮設足場の配置や寸法、高さを正確に把握することが必要です。

CADを用いた作図では、建物形状や現場条件を反映しながら、

部材や材料の配置、作業床幅、動線の確保などを計算し、

安全性と作業効率の両立を図ります。

図面上でこれらを事前に検討することで、

現場での手戻りや想定外の問題を防止し、

より正確で安全な足場計画を実現することができます。

足場図面は、工事が始まる前に作成されます。

つまり、現場で起こり得る危険を、最も早い段階で確認できる立場にいるのが私たち です。

図面作成の段階では、

・本足場が本当に設置できるか

・一側足場になる場合、どこにリスクがあるか

・作業動線に無理がないか

・墜落リスクが高い箇所はどこか

といった点を、図面上で客観的に把握できます。

私たちは、図面を描いている時点で危険に気づくことができる。

だからこそ、図面を作成する私たちが「最初の安全管理者」なのです。

■ エヌティーデザインの足場図面が目指すもの

足場図面には、「法令に対応するための資料」という役割だけでなく、

現場の安全を具体的に支えるための設計情報が求められます。

どのような方法で足場を設置するのか、

どの部分に注意が必要なのかといった内容を、

図面上で分かりやすく解説することが重要です。

こうした事前検討が、現場での安全確保とスムーズな施工につながります。

図面を描く段階で危険を察知し、無理のない計画と安全性の高い足場構成を検討する。

それが、私たちが提供する足場図面です。

図面を作成する私たちは、現場が始まる前に、最初に危険を察知できる立場にあります。

だからこそエヌティーデザインは、

足場図面を「安全をつくるための設計図」として描き続けています。

今後のコラムでも、法改正や現場の変化を分かりやすく解説しながら、

安全につながる足場図面の考え方 をお伝えしていきます。

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